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えいぷりるふーる
「こんにちは、乱菊さん」いつものように雛森がやってきた。

「あ―ら雛森こんにちはVvちょっときいてよ―隊長がね、減給減給うるさいのよぅ―たすけてぇ―っ」

「てめえが仕事しねぇからだろがッ!!!!」日番谷が怒鳴る。

「いやん怖いっVvあ、雛森―」というと乱菊は雛森に目でサインを送る。雛森はこくんとうなずくと、書類に目を向けている日番谷の背後へとまわる。そして・・・・

  がばっ!!!!!

「うおぉおおぉっ?!!///」雛森は思いきり日番谷に抱きついた。
何事かと思い後ろを向こうとする日番谷だが、雛森の次の言葉に撃沈。

「動いちゃ、やだ・・」日番谷の耳元に口を寄せて甘く囁く。

「・・・ッ!!!///」びくりと体が強張る。多分俺は今顔が真っ赤であろう。動悸が激しい。なんなんだこれ;;

乱菊は遠くで笑いをこらえている。雛森は更にその声のまま
「日番谷くん・・ちゃんと、聞いてる・・?」なんて言ってくる。

「き、き、聞いてる!!//」声が裏返る。

「私ね、今から言いたいことあるんだけど・・聞いて、くれる?」
「わ、わ、分かった・・・//」手には汗を握り、どくどくと高鳴る鼓動。少しの静寂のあと、雛森が口を開く。


「あのね、わたし、日番谷くんのこと・・好き・・大好きなの・・」


    カタン・・・・・・

日番谷は手に持っていた筆を書類の上へ落とした。書類には大きく黒いしみが広がってゆく。

「・・・・・え?・・//」


「嘘Vv」


―――――――――は?!

雛森は日番谷を解放し、

「も―日番谷くんったら今日何の日か知らないの??今日はエイプリル・フールだよ?嘘ついてもいい日なんだよ?」

雛森はけろっとしている。乱菊はというと、一生懸命笑いをこらえていた。

「―――――雛森ぃいぃいいいいぃ!!////」


日番谷はこれまでにないほど顔が真っ赤だった。

「・・・あ、じゃあわたしそろそろ行きますね」
雛森は笑って話し出す。

「早く帰れッッ!!!!!!///」
日番谷は書類に目を戻す。顔は真っ赤だが。


雛森は乱菊に挨拶をすると扉へと手をかけた。だが雛森は扉の前で立ち止まると、

「・・・・さっきのも、嘘、だからね?」と言って扉をバタン!と閉め、走って行ってしまった。



―――――さっきのも、嘘??

日番谷が訳の分からないというような顔をしていると、乱菊が助言。

「たぁ―いちょッVvよかったですねぇ―。さっき好きって言ったのが嘘で、それもまた嘘ってことは、雛森は隊長のこと好きってことじゃないですかぁ―Vv」

乱菊のフォロ―で意味がやっと分かった日番谷はまた顔を真っ赤にさせ、


「雛森―――――――――ッ!!!!!!///」


と叫んだそうな。

十番隊執務室に響く純情少年の声。


********END*********

★あとがき

つ、つかれた・・・小説は難しいね・;;
次も頑張るゼ!


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あきゅろす。
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