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●Good morning…? [土銀]


     +Good morning…?+




土方は目を覚ました。

見慣れない天井。
隣には見慣れてしまった銀髪の後ろ姿。



ややあって状況を思い出す。

『昨日はコイツと飲んで、そのまま…』

土方の言うコイツとは、言うまでもない万事屋―銀時のことである。
昨晩居酒屋で一緒になり、今日は土方が非番ということで共にラブホで御一泊と相成ったのだった。


起きあがるでもなくぼんやりしていると、寝返りを打った銀時が寄ってきた。
目を覚ましたのかと思ったがそうではないようで、もぞもぞと布団の中で動き、土方にくっついた。

「……」

普段素っ気ない癖にたまにこういう事をする。
本人は無意識なのだろう所が可愛い等と思いながら、なんとなしに眺めてみる。
黙ってさえいれば悪くない、そこそこ綺麗なその顔の、目許がほんのり赤い。
昨晩の情事の最中に泣いたせいだろう。
酒が入っていたのもあって、あられもなく喘いでいた姿が土方の中でフラッシュバックする。



「…ん」

そうしていると、銀時が小さく声を出し、ゆっくり眼を開けた。


「…んだ 起きてたん土方」
寝惚けた声で言い、
「さみぃ… も少し…」
土方にくっついたまま再び寝息を立て始めた。

「…だから人を行火にすんじやねぇっての」

単純に暖を取るためにくっついてきただけと気付いて、土方が溜息を漏らす。
しかし、すぐ傍に来た寝乱れて浴衣のはだけた無防備な姿に、不意に熱くなった下半身が主張しだした。

チェックアウト迄、時間はまだたっぷりある。



部屋に備え付けの浴衣の、布越しに体に触れる。
その温もりをもっと感じたくなって、合わせから手を入れる。
柔らかくはないが滑らかなその肌に手を這わせていると、銀時が身を捩った。

「…土方?」
「ん?」
「くすぐったいんだけど」
「おぅ」
「…おぅ じゃねーよ」

離れようとする銀時の体を、土方が捕まえ強く抱き締める。

「…あのー 銀さんまだ眠いんですけど?」
「寝ててもいいぜ?」
「寝てられるかボケェ」

そう言って押し返す腕を退けて更に抱き締めた。
わざと硬くなった下半身を押し付けるように体を密着させると、押し返す力が強くなる。

「朝から何おっ勃ててんだよ 中学生ですかコノヤロー」
「テメェがそんなナリでくっついてくるのが悪い」

そんな抵抗はさらりと受け流し、土方の手が裾を割り銀時自身に触れた。

「なんだ? 半勃ちじゃねぇか」
「っ…寝起きだからですぅ まだまだ若いんで〜」
「お前こそガキかよ」

土方はくくっと笑うと、自分を押している手を掴み銀時を仰向けにしてその上にのし掛かった。
やはりまだ眠いのかあまり暴れないのをいいことに、首筋に胸に口付けを落としていく。
何度も繰り返しているうちに、相手の息が上がるのがわかる。
元々乱れていた浴衣を更に開いて、胸の突起を指で弾くと堪えかねたように小さく声を上げた。

「も…ちょっ いい加減に」
「嫌だね」
「はぁ?おいっ」
そのまま突起を口に含み
「これで止めるとか出来るか」
舌で転がしながら土方が言う。
「バカか…っ ぁ…っ」
びくっと銀時が体を震わすと
「いいだろ…?」
熱を帯びた瞳で見つめられる。



「…っ …しょうがねぇなぁもぉ…」

諦めたように銀時は溜息を吐いて

「良くしなかったら承知しねぇかんな」

土方の顔を捕まえ、唇を合わせた。




「…ん っ」

浴衣をすっかり開くと、銀時の白い肌に残る幾つもの小さな鬱血の痕。
昨晩自分が付けたその痕を、土方は愛しげに舌でなぞり更に痕を付けていく。

「あんま…痕付けんな…ってっ」
「見えねぇとこなら構わねぇだろ?」
「そーいう問題じゃ …っ」

抗議の声もお構い無しに、胸の突起に舌を這わせると、ちゅ ちゅと音を立てて吸い付いた。
銀時の体がびくびくと跳ねる。

「ん… ふぅ…っ」
「ほら もっと声 聞かせろ」

土方の手がゆるゆると銀時の足を撫でる。
付け根まで撫で上げては離れる、焦らすようなその動きに、銀時が腰をゆらす。

「はぁ… や…」
「なんだ?」
「…ぅ…」

焦らされ、早く触れて欲しいと言いそうになるなった銀時が、頬を染め唇を噛む。
そろそろと自身に手を添えると、自分で扱きはじめた。

「堪え性がねぇなぁ」

それを見て土方が口の端を上げる。

「テメェが焦らすから…っ」
不意にその手を止められ、潤んだ目で睨む。
「なに…」
「こっち 乗ってみろ」
言われて身を起こすと後ろ向きで土方の顔を跨がされる。
秘所を目の前に曝す体勢に、銀時が腰を退くと
「逃げんなコラ」
捕まえられ下から自身を口に含まれた。
「んぁ… あ…」
生温かい口内の感触に、手とは全く違う強い快感が襲う。
崩れそうな膝を堪えて顔をあげると、硬く張り詰めた土方自身が目の前にあった。
透明な汁を零れさせ雄の匂いのするそれを、ちろりと舌で舐めあげる。
一瞬土方の動きが止まったが、もっとと言うように ぐっ と押し付けられる。
ぱくりと口に含み、吸い上げたり雁首を舐め回したり夢中で鍛えていると、銀時の後口に指が差し入れられた。

「んっ…」
びくりと体を震わすと
「力抜けよ」
土方が低く言い、更に奥へ指を進める。
昨晩散々開かれた体は、容易くそれを受け入れていく。
69の体位で弄られ、口に土方のモノを咥えたまま銀時がくぐもった声を漏らす。

「…ぅ あ もっ… 出ちま…っ」
思わず口を離すと
「イッちまえ ほら」
更に責められ、抑えるべくもなく絶頂をむかえる。
「あっ… ふぁ…ん」
吐精の余韻の中、こくりと喉を鳴らす音が聞こえ、それを飲まれたのに気付いた銀時が土方の上から退いた。

「ばっ…飲ん…」
「別に今更だろ」
ぺろりと舌なめずりするのを見て、銀時は耳を赤くする。

少し睨みながら土方に近付くと、唇を合わせ舌を差し入れた。
「…うぁ 苦…」
そう言って口を拭っている手を掴み、体重をかけて押し倒す。

「ちょっ…」
「挿れんぞ」

ひくつく秘所に土方が自身を押し当てた。

「待てっ…て 今イッたばっか…」
「無理」

言い放ちそのまま突き挿れる。

「だっ…やぁ…っ」
「…っ そんな締めんな…」

がくがくと体を震わせ銀時が荒い息を繰り返す。
土方を咥えこんだ胎内は、侵入を拒む様にきつく締め上げる。
絶頂を見た直後の強すぎる快感に、苦しそうに銀時が喘いだ。

「…ぁっ ひ…」

焦点の定まらない濡れた瞳が土方を捕らえる。

「ぁ… や…」
「銀時…」

深く口付け、動きを速めていく。
一度達して萎えかけていた銀時自身がまた緩く熱を持ち始めた。

「ん…はっ… あ」
「…っ く」

小さく声を漏らし、土方が銀時のなかで熱を吐き出した。







「…ふざけろよテメー」

シャワーを浴びた銀時は再びベッドに突っ伏す。

「結局朝っぱらから二回とか?どんだけだっての」
「お前だって勃ってたじゃねーか」
「あんなん生理的反射だ ほっときゃ収まんだよ」

寝転んだままぶつぶつと文句を垂れる銀時の、背後から土方がそっと抱き着く。

「そんな嫌だったかよ」
呟かれ
「……」
銀時が口を噤む。



「……嫌だったらさっさと帰ってらぁ」


向こうを向いたまま、小さくそう言う銀時を
「ん…」
土方が強く抱き締めた。




xxx



寒くなってきたのでいちゃいちゃくっついてるのとか。
無意識にくっついてくる銀さんに土方さんがいちいちどきどきしてたりしたら萌…


このところ更新が滞り気味で…萌は補給してるんでネタは溜まってたりしますが;;
ぽちぽち書いていきたいです;;




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あきゅろす。
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