復活小説
ただ一つ変わらぬモノ、ムクツナ
変わらぬ心などここにはありはしない
ただ一つ変わらぬ物
全ては変わっていく
自分の姿も考え方も思考も好きな物も
変わらぬ物などこの世界にありはしない
あるとするならそれは永遠
人類がなにより欲した約束
「そう思うと僕たちの愛も変わっていくのかもしれませんね」
クフッ
僕は自虐的に笑った。
永遠の愛を誓い合ったすぐ直後
そう いわば結婚式の帰りにはかなりそぐわない話だろう
黒塗りの高級車を運転している部下は眉をひそめている
当然だ
なにより愛しいボスをとられたあげく
結婚式直後にこの会話
クフフ
変な夫婦になりそうですね僕たち
「そうだな 変わっていくだろう」
彼女は笑って肯定した
あっ ちょっとイラつきます
否定してくださいよもうっ
「でもな これだけは確かだ
俺が死ぬ時 又はお前が死ぬ時は横に必ずお前 又は俺がいるということだ。
この約束だけは守ってやるよ」
彼女はドンナ ボンゴレ
ああ
変わらぬ物は
彼女の美しさだ
、
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