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社長令嬢は王子様!?


時計を見ると、既にチャイムが鳴り終わっていた
周りを見たら立っているのは、俺達だけだった


「小林、今何時だと思ってんだ?」

「……8:45です」

「正しくは、46だけどなぁ。じゃあ野神、ホームルームは何時からだ?」

「…8:45から」

「そうだよな?じゃあ何で立ってんだ?」

「「…ごめんなさい」」

「全くお前等は…後で職員室に来い」

「「はい」」


それから俺と裕健は、職員室に行き、説教をされた
時間にしておよそ1時間
そりゃあもう容赦なく
そして、チャイムが鳴り煩い担任の説教は終わった


「あー…もうこんな時間か。よし、もう教室に戻れ」


そう言って担任は、ペットボトルに入っている緑茶を飲んだ
俺と裕健は担任の言葉に従い
、職員室を出ようと、出入口まに向かった
そして戸を開けて


「「失礼しました」」


声を揃えて、職員室を後にした
…ハズだった


「あ、野神。お前に客人だそうだ。何でも今すぐに会いたいらしいから、俺と一緒に校長室まで来い」

「…………は?客、人?俺に?しかも今すぐ?」


客人
しかも校長室
これはまさか…

嫌な予感がした
どうか、俺の勘が外れますように!!

そう、心の中で神様にお願いしている自分がいた
勿論、神様なんて信じてはいないけどな…



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あきゅろす。
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