社長令嬢は王子様!?
4
時計を見ると、既にチャイムが鳴り終わっていた
周りを見たら立っているのは、俺達だけだった
「小林、今何時だと思ってんだ?」
「……8:45です」
「正しくは、46だけどなぁ。じゃあ野神、ホームルームは何時からだ?」
「…8:45から」
「そうだよな?じゃあ何で立ってんだ?」
「「…ごめんなさい」」
「全くお前等は…後で職員室に来い」
「「はい」」
それから俺と裕健は、職員室に行き、説教をされた
時間にしておよそ1時間
そりゃあもう容赦なく
そして、チャイムが鳴り煩い担任の説教は終わった
「あー…もうこんな時間か。よし、もう教室に戻れ」
そう言って担任は、ペットボトルに入っている緑茶を飲んだ
俺と裕健は担任の言葉に従い
、職員室を出ようと、出入口まに向かった
そして戸を開けて
「「失礼しました」」
声を揃えて、職員室を後にした
…ハズだった
「あ、野神。お前に客人だそうだ。何でも今すぐに会いたいらしいから、俺と一緒に校長室まで来い」
「…………は?客、人?俺に?しかも今すぐ?」
客人
しかも校長室
これはまさか…
嫌な予感がした
どうか、俺の勘が外れますように!!
そう、心の中で神様にお願いしている自分がいた
勿論、神様なんて信じてはいないけどな…
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