社長令嬢は王子様!?
事の始まり
今も耳の奥に残る父の忌々しい呪いとも言える言葉
そのお陰で俺は…
それは遡ること1ヶ月前……
一本の電話で俺の人生はメチャクチャになった
『もしもし?瀬戸香かい?父さんだ』
『…親父?あ――…はいはい、今更何の用ですか』
『…よく聞いてくれ瀬戸香…私のちょっとした手違いで、お前は"女の子"として暮らさなければならなくなった。あぁ、勿論今の学校も転校だ…すまないね瀬戸香……私の"息子"よ』
『――――…は?息子?何だよソレ!!今更父親面かよ!!!大体お前の言うこと聞けるか!!俺と母さんを捨てたクセに…お前のせいで母さんは……』
『瀬戸香…本当にすまないと思っている。だが決定事項だ。詳しい説明は明日の午後6時に会社のロビーで待っていてくれ。そうだ、食事でもしながらゆっくり話そうか』
『は?オイッ!勝手に決めるなよ!!それに明日は用事があ『でわまた明日』
ガチャ!プツ…
ツーツーツーツー
だあぁ!勝手に決めんなよ!
それに、なーにが
女の子だクソ親父め!
そんなの知らねぇよ
ふざけるな!!
大体なぁ、俺は男だっつーの!!
それに、俺と母さんを捨てたくせに今更父親面とか普通ありえねぇだろ
つか明日の6時かよ!!
あぁ、もうどうにでもなれ…
取り乱す明日は学校があるから寝ることにした
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