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《バレンタインデーキッス 七組》

水「誰が教えたのっ!?」
花「は?」
水「誰が女子に教えたのっ!?オレの凡ミスっ」
花「意味わからん」
水「見てよこれっ!!オレがクソレフトって言われたことなんでこの子が知ってんの!?」
花「…ブッ」
水「…ヒッド…笑った…花井今笑ったね!?」
花「クッ…あーわりぃ」
水「ヒドイよっ!オレ真剣に今ショック受けてんのにぃ…ウッ、グズッ」
花「やっホント、ワリーッてば。…マジ泣きすんなよ」
水「ズッ…花井はいーよなぁ…うぅ…チョコ3つだし…優しいとか…頼れるとか…うぅぅっ!いーよにゃーっ」
花「ゲッ!キメェから擦りよんじゃねぇよっ、つーか勝手に手紙見たな!?」
水「だってだってぇ!見てくださいって言わんばかりに机の上にチョコ積んでたじゃんっ」
花「アホッ!!だとして見る奴があっか」
水「だっでーっみんなオレに嫌がらぜじで笑っでるんだーっ」
花「鼻っ!!鼻水出てる寄るなっ!!」
阿「…ウッセ。何、ジャマ」
花「ドコ行ってた阿部っ!?コイツどーにかしてくれよっ」
阿「はぁ?ヤだし。ウワッ汚ねぇなぁオイ」
水「あ、あべーっ…オレに…チョコより甘い言葉くださいー…」
阿「このラインよりオレに近づこうもんなら蹴る」
水「あああああっ!ドッキリなら許すから早く出てきてっ!!」
花「ウッセーなぁ、もう。クソレでもイイっつってくれてんだから有り難いだろうが」
阿「クソレ?なん、今さら」
花「水谷にチョコ渡した女子が手紙に書いてあったんだと」
阿「ふーん……、それオレが教えたかも」
水「っっっっ!?なんでぇっ!?」
阿「水谷は野球部でどんなふうなんかって聞かれたから、ただのヘタレクソレだって」
花「…、阿部…そりゃヒドイ」
阿「あ?なんでよ」
水「……唯一の大切なチョコに阿部の毒牙が……っ」
阿「めんどくせぇなっ食やぁ一緒だろが」
水「有り難みが違うのっ!!気持ちの持ちようなのっ!!」
花「はぁ…じゃあ阿部が貰ったチョコに水谷が悪戯したら阿部どうよ」
阿「埋める」
水「何処にっっ!!?してもないのにそこまで酷く言うっ!?」
花「ハハ…。もうさ、ギィギィ言ってないで頬緩まして喰おうぜチョコ」
阿「賛成」
水「ウグッ…涙の味しかしなかったらどーじよ…」



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あきゅろす。
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