腐男子くんの日常。 何から何まで王道!! 鼻血を拭いて再び歩き始めると、副会長が話しはじめた。 「気をつけてほしいんですが、この学園は少々特殊で……。この学園の生徒達はほとんど皆幼い頃からここで育ってきました。そのせいで身近にいる男性を恋愛対象として見てしまいがちです。外部生のあなた達にとっては理解しがたいことかも知れませんが……」 ぜんっぜん理解しがたくないよ! つまり、学園の至る所でニャンニャンが繰り広げられているという事ですね! むしろ大歓迎!Welcome! ほら、王道君も驚く気持ちは分かるけど、 俺は偏見ないぜ的なこと言って!! 「そ、そうなんだ……。 でも俺、偏見とかはないぞ! お互いが愛しあってれば性別は 関係ねえもんな!」 「……奏は優しい子ですね。 ますます好きになりました。」 「す、好きって…///」 「照れてるんですか?奏は本当に可愛いですね。」 「か、可愛いって…///」 何この会話、萌えすぎる!!! 俺を萌え殺す気か! ああでも本当においしい!!! このまま総受けじゃなくて固定でもいいかもしれない……いやでもそれは王道じゃない!でもこの2人の甘甘カップルもぜひ観察したいところだ……いやでも王道も! 「村上君、本当に大丈夫ですか?また鼻血がでてますよ?」 ごめんなさい。 [もどる][すすむ] |