私立蜜柑学園
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只今、周りとは正反対の和やかな雰囲気でお食事中です。
あれから、4人分の椅子を確保してきた双子(こいつらが近付いただけで顔を赤くさせ、席を譲って去って行った生徒達については触れないでおこう)に促されるまま座り、パネルに生徒番号――入学した年の数字+学年での出席番号――を入れ、暗証番号を入れ、商品を頼んだ。
俺の生徒番号と暗証番号は明後日、学園長に会うまで分からないらしいので、うっちーに奢ってもらった。
金持ち!!って感じの長ったらしいメニューではなく、普通ので心底安心したよ。だってああいうの頼むの、かなり恥ずかしくない?? ある意味羞恥プレイだよね。
ちなみに俺はチャーハンとサラダ、うっちーはアラビアータ、双子はカツ丼と親子丼を頼んだ。
ってか何これ、めっちゃ美味いんですけど!! ほっぺたが落ちそうになるってこういうことだったのか!! うん、幸せだvV
「「「(笑顔が可愛いんですけど!!)」」」
俺はチャーハンに夢中で、この時3人が同じことを思い、双子が落ちたことに気づかなかった。
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