[携帯モード] [URL送信]

私立蜜柑学園
2




 只今、周りとは正反対の和やかな雰囲気でお食事中です。



 あれから、4人分の椅子を確保してきた双子(こいつらが近付いただけで顔を赤くさせ、席を譲って去って行った生徒達については触れないでおこう)に促されるまま座り、パネルに生徒番号――入学した年の数字+学年での出席番号――を入れ、暗証番号を入れ、商品を頼んだ。


 俺の生徒番号と暗証番号は明後日、学園長に会うまで分からないらしいので、うっちーに奢ってもらった。


 金持ち!!って感じの長ったらしいメニューではなく、普通ので心底安心したよ。だってああいうの頼むの、かなり恥ずかしくない?? ある意味羞恥プレイだよね。


 ちなみに俺はチャーハンとサラダ、うっちーはアラビアータ、双子はカツ丼と親子丼を頼んだ。














 ってか何これ、めっちゃ美味いんですけど!! ほっぺたが落ちそうになるってこういうことだったのか!! うん、幸せだvV






「「「(笑顔が可愛いんですけど!!)」」」


 俺はチャーハンに夢中で、この時3人が同じことを思い、双子が落ちたことに気づかなかった。






[*前へ][次へ#]

19/59ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!