私立蜜柑学園
生命の神秘、再び
食堂に着いたZE☆(←壊)
食堂は、食堂とは言っていいのか、と疑う様な建物でした。ほぼレストランだよね。まぁ、すぐるから聞いてたからそんな驚かないよ。
でも、周りの視線がね。
転入生だからか、好奇心がこもってるのもあるけど、なぜか嫉妬によるものがあるんだよね。平凡が、とか関野内様に、とか聞こえるんだけど…。さすが男子校全寮制。うっちー顔だけはいいからな。こういうどろどろした人間の感情を見るのは好きだけど、俺に実害があるのはちょっとなあ…。
「…ごめんな…。」
「ん?? 何がですか??」
「せやから、周り
「「あっ!! メグとカズじゃん!!」」
…自分ら何しにきたん??」
「食堂なんだから、」
「食事をしにきたに、」
「決まってるでしょ??」
「「カズ馬鹿じゃない??」」
「それよりメグ」
「一緒に食べない??」
うっちーがかなり顔をしかめてるけど、双子共オトモダチになりたいんだよね。それになんか、平和な学校生活送れそうにないし。どうせなら存分に楽しみたいし。
「僕は別に構いませんよ?? うっちーはどうですか??」
「めぐちゃんがそう言うなら別にかまへんけど…。」
そう言いながら、何か訴えかける様な視線を向けてくるけど、全部承知の上なんだよ?? なるべく純粋無垢な笑顔でその目線に答える。
「「やったぁ☆ 早く行こ!!」」
更に強くなった負の視線に、俺は口角が上がるのを抑えることができたか分からない。
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