私立蜜柑学園
生命の神秘
寮に着いたぜ☆
俺は鍵持ってないから、うっちーの鍵で入りました。見た目車のキーみたいので、上の黒い部分をセンサーにかざすとドアが開くみたい。んでぇ、鍵の部分は凸凹になっててピッキングされにくい様になってるんだって。
カードキーじゃないみたいだよ、すぐる。ちょっと楽しみにしてたのにー。しかも寮はホテル!!っていうよりは、マンションだな。シャンデリアも赤い絨毯もないし。やっぱ想像の世界だからか?? まぁ実際、見た目ホテルで中はシャンデリアと赤絨毯だったらかなり引くけどな。
「めぐちゃん、何処行くん?? 寮長室ここやけど。」
うぉっと!! 考え事しながら歩いてたから通り過ぎてたみたいだな。ってか…
「ここって本当に寮長室なんですか??」
だって、なんかクリスマスの装飾してあるんだぜ?? そんなキチガイみたいなことをする奴が寮長だなんて信じられないだろ…。
「せやけど…。あぁ!! この装飾はな、寮長の従兄弟の双子がいたずらでやって、そのままほうたらかしにしてるみたいやで。だから、寮長はいたって普通の真面目な人やで??」
よく俺が考えてること分かったな…。そんなに分かりやすい顔してたかな?? 割と無表情で通してたんだけど。
「そうなんですか。安心しました。とりあえず中に入りましょうか??」
「せやな。」
――コンコン
「「失礼します。」」
扉を開けると、平凡なノッポさんとドッペルゲンガーがいました。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!