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main1 gintama
キミのにおい



「なぁなぁ土方ぁ、
書類整理まだ終わらないのー?」
「もう少しで終わる」
さっきもそうやって言ってただろーが!


今日は空が清々しいくらい青くて、
散歩にはもってこいな日だ。
だから散歩がてら土方に逢いに屯所まで来たのに、
コイツは俺が来ても熱心に仕事をしている。
「まだ?」って何回聞いても
「もう少し」としか答えてくれない。
少しってどれくらいだよ!
(そろそろ我慢の限界なんだけど…)
仕事中の土方の背中が目に入る。
「土方ぁ」
そう言って、土方に後ろから抱きついた。
「てめぇ、なんの真似だ?」
仕事の邪魔をされたせいか、
少し……いや、だいぶ怒っているようだ。
だがめげないっ!
「土方の背中って落ち着く………
それに、タバコのにおいがする……
土方らしくて、好き」
なんの気なしに言ったつもりだけど、
土方には効果抜群だったらしい。
耳まで赤くなってる。
「…………お前は…甘いにおいがする。
パフェばっか食ってるからか?」
「え、まじ?」
「お前らしくて、俺も………
けっこう…………好きだ…」
「好きだ」という言葉とお前の照れ顔で、
俺はもうお腹いっぱいだよ。



ごちそーさん、
今日はこれで満足だよ。


END





〈あとがき〉

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この話は、学校で英語のテストをやっているときに考えた話です。
テストはどうしたって?諦めてました。
ほのぼのした感じのが書きたかったので、私としてはかなり満足してます。
まだまだ未熟ですが、これからもよろしくお願いします。



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