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☆11代目!?☆
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次の日、昨日の話で混乱してよく眠れず、寝不足の頭で朝食を食べに階段を降りる。

「あれ?おはようノブ。今日は早いんだね。一人で起きたの?ん?リボーン君は?」

兄さん、結局あれから家に戻らなかったんだ。

「おはよう母さん。兄さんはなんか用事があったみたいで昨日の夜に出かけたよ」

母さんには昨日の話や、父さんの事をどこまで話していいのか分からなかったし、兄さんのことは深く突っ込まれると嘘ってばれちゃうかもしれないから急いで朝食を食べて学校に行くため、いつもより早めに家を出た。



「おはよう!ノブ!」

家を出ると名前を呼ばれた。振り返ると山本とアキちゃんが手を振ってこっちに走ってくる。

「ノブ!今日は早いのな。今から家に行くところだったんだぜ」
「おはよう。山本、アキちゃん!それがなんか母さんとどう話していいか分からなくて、早く家を出たんだ。...昨日は眠れた?」
「私はあまり...ノブもその顔。眠れなかったみたいね...」

「ん?どうしたんだ?二人とも疲れた顔して!」

山本はいつもと同じ明るい声で話した。

「流石山本ね。あんな話聞いた後でしっかり睡眠とれるなんて...」
「はは!それ、褒めてるのか??」
「ふふ、」

いつもと変わらない何気ない日常。2人のおかげで昨日からもやもやしてた気持ちが少し楽になった。

色々話しているうちに学校へと到着。俺たち3人は同じクラス!教室に入ると決まって人が集まるんだ。俺にじゃないけど。

「おはよう山本君!これ、昨日家で作ったケーキなの。食べて!」
「山本君!宿題してきた?よかったら私の...」
「ちょっと!抜け駆け禁止よ!」
「何よ。私だって山本君に挨拶したいわ」

「おはようございます。獄寺さん」
「ああ、今日もお美しい。」
「獄寺さん、今日の調理実習のおにぎり、ぜひ僕に..」
「いや!僕に!」
「なんだと!?てめぇ!俺が先に...」

うわ〜、いつものことながら2人とも今日も凄いな。どっちも人に囲まれてもう見えない...。俺はとりあえず、荷物を置く為、自分の席へと向かう。1限目の準備をしていると、

「おい、ダメノブ。今日は宿題ちゃんとしてきたのか?珍しい。雨でも降るんじゃねーか?」
「おいおい、まじかよ。やめてくれよ?今日の体育はサッカーだってのに雨とか...」
「ダメノブは降っていようがいまいがサッカーできないけどな!」

ハハハ

いつものことながら、俺もある意味人に囲まれる習性を持つ。山本とアキちゃんに比べたら全然違う意味でだけど。

[未来#]

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あきゅろす。
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