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小説
人生って何があるかわからないよね。
「ぅうぬぅ…」
「何してんの、那乃?」

ここは三次元の…
つまり、人間界の東京。

「渚ぁ、見てコレ」

こっちは工藤那乃というどこにでもいそうなヲタクである。

「なぁに?」

こちらは五十嵐渚。
那乃とはうって変わって、学年トップの器である。
全てがだ。

「わっランカちゃんじゃん!」
「シェリルさんもいるのさ」
「こっち、バサラの幸村だよ!」
「なんと!みつどもえもあるのさ!」

但し、ヲタクである。
ちなみに、“〜のさ”と話ているのは那乃である。

「あぁっ!!銀ちゃんなのさ!!」
「本当、那…乃…?」

渚が那乃の方へ振り返る。
しかしそこに那乃の姿はなかった。

「那乃?那乃ぉ、どこ?
…はぁぁあ?沖田君dっ」

そして通学路には誰もいなくなった。

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