パラレル
せくはらスキンシップ
俺には、実は弟がいる。しかも双子。
言い表す事ができないくらい、似てない。
リボーンは、ダメツナの正反対を地で行くエリートだ。
お互いが16才になった現在も、その差は縮まず、寧ろ、日々俺達の才能?は真逆を極めている。
だが、歳を重ねても、やっぱり弟だなぁと思う事がある。
そう!いくら身長差が二桁になろうが、顔の完成度がもう別の種族のように高かろうが、やけに色気が出てこようが!!
やはりリボーンは、俺の可愛い弟なのだ。
「・・・・・リボーン」
「ん?」
「あのさ、なんか、肌に直接触れてくる手のような物がいるんだけど」
「ああ、俺の手だな」
「現在の、この、お前にすっぽりと包まれながら座ってる状態も気になるんだけど、なんで服に手を突っ込むの」
「突っ込むなんて・・・・ツナ、破廉恥だぞ」
「いやいやいや。破廉恥の代名詞のお前に言われたくない。しかも、言ってる、そばから、手を、動かす、な」
「ツナ・・・(可愛い・・・)」
「くすぐったっ、くっ、ギブ!!ギブ、もうやめろ!!」
「ツナ・・・・(まぁ、まだこの程度か)」
「ふははっ、うわっ!!耳に息吹きかけんなよ!!」
ほら、リボーンって、案外スキンシップが好きなんだよ。
なんて可愛い弟なんだろ。
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