花の妖精
チュン。
チュン。
サルメンダー
「…う〜ん…。
心魂の森の中は
空気が清々しい
なぁ」
「明るくて花々
が咲き揃って、
真っ暗な肉欲の
森とは大違いだ
」
シュウ
「――」
フワ。
フワ。
サルメンダー
「あっ。可愛い
妖精が舞い降り
てきた。話し掛
けてみよう」
真唯
「わたしは花の
妖精の真唯よ」
「…あっ。イヤ
な臭い…」
サルメンダー
「…臭い?」
真唯
「あなたの背負
ってるヒトよ。
…天狗と悪魔の
混じったような
イヤ〜な臭いが
するの」
「すぐに身体を
清めないと病気
になっちゃうわ
」
サルメンダー
「…そうか…っ
。向こうに川が
あるぞ。行って
来よう」
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