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Restriction a game...G




案外 ノーマルじゃねぇか アンタ

散らばった衣類と、点々と濁る白色。裸の触れ合いと、求めていた物を簡単に口にする今の現状に、白蓮は、一つの嫌味を言ってやる。それよりも、相手のプライドは何処に消えたのか?と思うぐらいにまで、甘く、求める声が、この白い部屋に色を染める。
このような状態に成ったのは、今から数時間前の話に遡る。











服を脱ぎなさい

俺の裸、高くつくけど?

ピシャリ、音を立たせながら、白の鞭を鳴かせて近付いて来る。「自慢の服が破れちまうな」と、体の心配よりも、服装を思う。

なぁ、アンタってさ

聞こえませんでしたか?

別に俺、ヤりたくねぇもん

間を作れば、白蓮が笑みを刻み、近付いたRomeへと、挑発するように、ひたひたと頬を撫で落として、顎を上げさせる。
Romeの一瞬と呼べる、動揺した顔を逃さない。しかし、何に動揺しているのかが白蓮には分からなかった。

なぁ、気付いてるか…震えてるぜ

言葉を終えた時、部屋に広がる大きな音。真っ赤に染まった片頬を押さえて、白蓮は口端を釣り上げ、笑みを浮かべ、次の瞬間には、Romeの視界は、闇色に染まり、背中は逃げ場を無くし、言葉を発する事も無くなるだろう。
目元に温かな手が触れている。瞼を優しく被う手。背中に回る手は、倒された時に、クッションとなり、痛め付けなかった、相手の物。そして、柔らかな唇が、口を塞がせている。
舌を絡ませて、糸を引き、再び口付け、離しと繰り返し、求めるように舌を出して、待つ。その姿を見た白蓮は、目を細め、再び口付けをし、離せば、背中にあった手をRomeの首に持って行き、胸を服の上から撫で落とした。

は ぁ …

反応を見るなり、疑問が浮かばせた。しかし、そんな事はどうでもよく 成った。考える必要が、彼には無いのだから。手慣れた手つきで、コートを脱がして、ブラウスを肌けさせ、生身の胸を撫で回す。その胸にある幾つもの傷痕に、頭の中では何かを思っても、気付けば傷痕を舐めていた。

…は 、 ふ 、

何故、抵抗しないのか。再び疑問を浮かばした時は、Romeの目元から手を外して、頬を撫でた時に感じた時。弱冠、湿っている?

(涙?)

ひたひたと頬を撫でて、胸にその手が来る時は、舌は下半身に辿り、ズボンに手を掛け露にさせる。言葉無く、ただ、そのまま 小さな高まりへと口に運び、音を立たせて、考える。

(俺は、何をしている…?)

… っ

震えが止まらないRome、そこにハッ… と気がつくだろう。しかし、口に含む物を弄るのは止めない。ドロリと口内に流れた白濁をコクコクと飲み込み、まだ口は離れる事は無い。

ッ … ぁ…

脚の震えが白蓮の頬に振動を感じさせる。
嗚呼… 恐らく コイツ(Rome)は気付いている。これは、奉仕では無いと言う事を。
己から口を離してやれば、コクリと飲み干すと同時に、Romeの脚を上げる。指を濡らし、震えた太腿の裏側から、秘に向かい、ツプリと指をイレ込む。

… (狭い)…

顔を隠して、息を荒める姿に、手を止めてしまった。











案外 ノーマルなんじゃねぇのか アンタ

欲しい …

あー…それは 誰にでも言ってる言葉?

白蓮、だからです

(コイツ、名前…呼んだ…それに)

白蓮 …

(ああ、やばい…)

白蓮

(…)

白蓮…っ

(嫌いに、なりそうだ…)





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2009/9/29 更新

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