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Alchemist...@

辺りは薄暗く、冷たく染まる部屋の様子は、人の吐息により分かる。
小さな声で囁き、唇震わせながら、笑い、鈍い音を立たせて、悲鳴が上げられた。

「Rome…愛しい、私の…Rome…ぁ、あああっ!!」

揺らぐアルコールランプの火種が、足を振り下ろす反動により、粗く左右に動き回され、再び真っ直ぐと火が伸びた。

「…あまりにも綺麗だとは思えませんね
どうでしょう?貴方を愛してくれるビッグダディを探してみては…?」

冷たい言葉を吐き出すようにしか、Romeの相手には聞こえないだろう。しかし、ピシャリと床を叩き付ける鞭音を聞かされれば、体は変に反応を起こして、何かを求める目で見つめている。

「子供に このような恥じらいを見せて 良いのですか? お母様がもし知りましたら どんな顔を見せるのでしょうね?」

「Siaは、私をの事を、そのように見ない筈だ…お前を愛しているから…」

「…意味が分かりません…」

鞭が首元に這わされて、顎を押しやり、ニッコリと微笑み、顔を寄せた。
彼は気付くだろう 機嫌を損ねてしまったと言うことに、そして、目を瞑り、息を吐き出した。

「今夜一晩中、コレ(玩具)で遊んでいなさい、私が紅茶を飲み(眠り)終えた後に外してあげます」

長いコートから取り出す試験管、そこには細いカーテルが備わり、手早く取り出せば、馴れた手つきで尿道へとイレ込む。痛さを感じはするものの、それさえも体を震わせ悦する彼に、少年は頬を一度撫でてやり、次には激しく部屋中に音を響かせ叩かせた。
管を繋ぎ、彼の脚にベルト形のゴムを巻き付けて固定させる。

「最後に私が貴方を愛しただけの形を、注入してあげましょう…Father…」

秘に埋め込む一つのローターを奥まで入れて、スイッチを中途半端な形まで入れる。
彼は 足りなそうに少年を見つめて、首を横に振る。小さく「行かないで」と呟く声は聞こえなくて、少年は、笑みを刻みながら、この隠された部屋から出ていく。


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あきゅろす。
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