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SadisticBoy...E

餓鬼なら餓鬼らしく飴玉でも食ってろ!!

今の状況を覆すような台詞を吐き出す。果たして彼、紅蓮(ぐれん)には、死ぬことよりも、兄弟である白蓮に対しての躾が大切だと言えるのだろうか。
白蓮は、口端を吊り上げ笑い、その紅蓮が口にした言葉を繰り返すように言葉する。

俺にとって これが飴玉なのかも知れない

… 屁理屈並べねぇで さっさ …と …

真っ赤にどろりと落ちて行く赤色に、視界が霞む。俯き下限に頭を下し、腹に突き刺さるニードルを、どうやって処理をするかを考えるだろう。
無理矢理にも頭を起き上がらせて、男へと目をやり、真紅の瞳は、その男を金縛りに犯させる程に、恨みを込めていた。
その願いが通じたのか、男は蛇に睨まれた鼠のように固まり、その場から動けなくなる。
その様子を白蓮は気にすること無く、ただ見ている。ニードルから簡単に飛び降りれば、男を覗き込むように見つめて、舌をチロリと出した。
男は怯えるような瞳で、白蓮を見つめて、助けを求めた… その助けを何処に向けているのか知らず、白蓮は言葉を出すだろう。

弱い癖に 強がるからだよ
勃起させといて 助けて下さいは無いよな?

口からパイプを離して、そのパイプの先は、男の頬へとひたり と…触れさせる。
ジリリ…と熱さを与えて、満面の笑みを見せれば、下へ下げられ、喉仏へと進む。
その仏へと上に突いてやれば、片手は男の熱く高まった己を握り締めた。
耳元へと囁く言葉は、トーンを低く下げて出すだろう。

ぁ は 、 もう少し 下かな …
お兄さん … ?

白蓮、 そいつはもう 気を失っているぞ

……チッ … だらし無い奴め



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