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同期だから
騒がしくなる瀞霊廷。その後、黒崎達が侵入した。…のはいいけど、遮魂膜にぶつかった影響で4つに吹き飛ばされた。
そして、次々と霊圧の衝突を感じる。





「…十一番隊第三席斑目一角様…
同じく第五席綾瀬川弓親様……
…以上二名の上位席官が重症のため戦線を離脱なさいました…!
各部隊の詳細な被害状況については現在調査中です
…ただ、十一番隊につきましては…ほぼ壊滅状態であるとの報告が入ってます…」


「十一番隊が……」


「そんな…」


「…侵入から数時間でそこまで被害が出るか…」





けっこう強かったんだ、黒崎達。
私は端に寄りかかって話を聞く。




「…阿散井君…?」





桃の声でハッとする。
…周りを見れば確かに阿散井さんの姿が見えない。

………何もなかったらいいけど



◇◇◇



「舞ちゃん、舞ちゃん…これ……」





副隊長達の集まりが終わり廊下を歩いているとき、桃に呼ばれた。
桃の手には風呂敷が大切そうに持たれている。





「…副官章?」


「うん…どうしよ舞ちゃん」


「…あ、吉良さん」





そこに、市丸の下の吉良さんが歩いてきた。桃と阿散井さんの同期だし一応知らせる。





「……このこと…隊長達には…?」


「ううん……話してない
藍染隊長には話そうかとも思ったんだけど…
でも…もしそれで阿散井君が罰を受けたりしたら嫌だし…」





藍染隊長はそんなことしないと思うけど…と、桃は必死に藍染隊長の良さを伝える。





「分かってるよ
現時点で阿散井君のいなくなった理由が分からない以上それが一番賢明な処置だと僕も思う
しかし…こんな時に何処に行ったんだ、彼は…」


「装着令の出てる副官章を外して行くなんて…」


「彼はこのごろ朽木女史のことで色々と思い詰めてたようだったし…
大事にならなければ良いけど…」


「…私も阿散井さんを捜して見ます」


「僕の方も隊長にバレないように捜してみるよ」


「うん…お願いね
舞ちゃん、吉良君…」





阿散井さんの霊圧は今
黒崎とぶつかっている……

大丈夫、黒崎とは一つ約束をしてある。


………誰も殺さない、と


私には同期はいないけど…同期ってなんかいいなぁ……



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あきゅろす。
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