ニカッと笑うナルトはやはり、何か凄いなと感じる、シカマル。
バカでドタバタな奴だが、この里は何度もナルトに救われた。
「あ…そういえば、名前なんて言うんだってば?」
「え、えっと…空宮茉奈です」
「茉奈か、俺はうずまきナルトだってばよ!これからよろしくだってば!」
「え?」
「は?」
ナルトはいつも吃驚する事をしてくれる。
今も、そうだ。
「茉奈は木の葉隠れの里の家族だってばよ!」
「ちょっと待てナルト!身元も分かんねぇ女だぞ」
「茉奈は大丈夫だ」
「何を根拠に…!」
ナルトの目は真っ直ぐシカマルを見つめていた。
その瞳は、“信じろ”“安心しろ”とも違う俺達、家族に向ける“火の意志”が写っていた。
「…分かった、茉奈よろしくな」
++++++
「で…茉奈は何処に住むんだ?」
「んー、シカマルよろしくだってばよ!」
「バカ!そりゃマズいだろ!」
「だ、だめですか?」
は?、普通に男と女が同じ屋根の下に暮らすのはマズいだろ!
ってか、何でこんな時に限って拒否んねぇんだよ!
(ショボーン)
(シカマル〜)
「わ、分かったよ!」
「ありがとうございます。」
「敬語使う必要ねーよ、名前もシカマルでいい」
…めんどくせぇ
何か調子狂うぜ |