その夜、木の葉は赤く染まった。 木の葉の忍びは里を守るため一斉に立ち上がった。 「…茉奈?」 水遁使いの茉奈がいない。 茉奈が何処にでもいない。 シカマルは火を消し終わるとナルトの元に走った。 今回の木の葉の火事は何かの意図があったようだから…ナルトなら何か知っているかもと、ナルトなら茉奈の居場所を知っていると思ったから。 よく考えなくても…今朝の茉奈は様子がおかしかった。 もっと、もっと気にかければよかった。 ……こんなことになってから事の重大性を疑うなんて…何がIQ200の頭だ!何の役にもたってねーじゃねーか!! 俺の頭を過った予測が当たってないように祈る。 …木の葉の火事が陽動で、本当の目的が茉奈なんて 茉奈は異世界から来たんだ…他里の忍びの奴等がほっておく訳ないんだ……茉奈無事でいてくれ!! |