ここは火影室前。 部屋の中からはナルトであろうイビキが聞こえてくる。 時刻は八時。もう、起きててもいいと思うけど… 「あれ?茉奈じゃない!…ナルトに何か用?」 「サクラ、うん… でも、ナルト寝てるみたい」 「もう、しょーがないわねーナルト奴。起こしてくるからちょっとここで待っててね」 にっこり可愛く笑い火影室に入っていったサクラは「すぐに起こすね」って言ってドアを閉めた。 ……暫く、聞いたことのないナルトの叫び声が聞こえてきたかもしれないι 「お待たせ♪どーぞ茉奈」 「あ、ありがとうιサクラ……」 中に入ると……ナルトだった者が転がっていた。 「ナルトが…事切れてる………」 ピクピク動いている。微かに息はあるようだ……… 「…朝から大変だね。おはようナルト」 「い、いつもの…ことだってば………お、はよだってば茉奈」 こっそり労りの言葉をナルトに… サクラが恐ろしいと分かった瞬間だった。直に見てはないけど、もしも直に見てたりしたら………考えないようにしよう。 |