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里のため、私のためA
夢━━…
あぁ、久々の感覚。


浮遊感があって、真っ暗な世界。

この感覚は私が未来を視る感覚。

そして、だんだん視野は明るく広がっていく━━…





「あれは……木の葉?」





木の葉が赤に包まれる。
赤は里の外から流れ込んで止まらない。





「そんな……」





場面が変わる。

次は、私。





「あの人だれ?」





私の隣には知らない男。
年は五十を過ぎたぐらい
髪はウルフカットで灰色の髪色
瞳は茶色で赤みがかってつり上がった目が映像の私を嘲笑うかのように見下ろしている。






「……か……そうに…おま……せいで………が…死ぬ」


「…なんで、…シカマルが?」





男と私の目線にはシカマルが…





「め…を……ませ…」





いや…やめて!
映像の中の私がシカマルにクナイを投げつける。
私の使える全ての忍術でシカマルを攻撃している。





「目を冷ませ!!茉奈!!」





初めてハッキリ聞こえた声はシカマル……
でも、シカマルの身体は真っ赤で……映像の中の私の手も真っ赤で……





「ハッハッハハハ!お前に関わらなかったらコイツは死ななくてすんだのにな」





男の耳障りな声が遠ざかっていった━━…
シカマルは私のせいで……死ぬの?



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あきゅろす。
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