暗雲の果て - エムペ！無料ホムペ作成

シカマル熱心だなー。

今は、休憩中。
質問のある子達がシカマルに群がる。…シカマルはそれに丁寧に教えてあげている。

「お前が茉奈か？」

「は、はい！」

テマリさん！？
何でテマリさんが私に話しかけるの？等々…疑問がいっぱい

「さっきから熱い視線を感じたからな」

「え、あの…そ、それは///」

み、見てたの気づいてたんだ///
恥ずかしい！今日は恥ずかしい思いしてばっかりだよ///

「ふふ、まぁ、見てたのは私じゃなくてシカマルだろ？」

「へ？シカマルを…見る？私が…？」

「！…（まさか、気づいてなかったのか？）……茉奈も初だったんだな」

初（うぶ）？何だろう？

「良いこと教えてやろうか？」

「え、は…はい？」

「さっき何か辛かったり苦しくなかったか？」

そ、そういえば…シカマルとテマリさんを見てたら胸の奥が痛かったかも。

「…そういえば…はい。なんか胸の奥が痛かったかもです」

「それはな、“恋”だ」

こい、鯉、恋！？

「えええぇぇ！ま、まさか…」

「誰に恋してるかぐらい分かるだろ？砂からだが、茉奈の事応援してるよ？（甘栗一袋で恋に気づかせたんだ、安いもんだろ？）」

「/////」

「真っ赤になって可愛いな！」

“真っ赤”その言葉を聞いて冷静になる。

「でも…シカマルの好きな人はきっと私何かじゃないです……」

「？……どうして？」

「……………だって、さっきテマリさんと話しているシカマル……真っ赤になってて……それって、シカマルが……その……テマリさんのこと好きってことですよね？」

「！…あははは、ははっ。…悪い。
たぶん、それは私がからかったせいだな。それに私もシカマルもそんな関係じゃないからね。安心したか？」

「え///」

テマリさんは昔の中忍試験の話や、シカマルの辛い過去。木の葉に感謝していることなどたくさん教えてくれた。
……自分の気持ちには気づけたけど、やっぱりシカマルのこと私って全然知らないんだって実感した。
テマリさんは優しく笑って「これから知ればいい」って言ってくれた。