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その者、家族C

「……分かるってばよ、辛かったな…苦しかったな…」


「!、ナルトぉ…あ、ありがとう」


「ニシシ、なんか嬉しいってば!」


「?」


「茉奈とは“家族”だってばよ!」


「か、ぞく……」


「そうだってば、茉奈が辛い時は俺達が一緒に泣く。茉奈が嬉しい時は俺達も一緒に笑う。
だから、俺達が辛かったり嬉しい時は茉奈も一緒に泣いたり、笑ったりするんだ!」


「うん!」





一頻り笑いあった後、ナルトが急に真剣な顔をした。





「でも、茉奈の能力の事は他里に知られる訳にいかねーてば…」


「…うん。ねぇ、ナルト
私…私の力は木の葉に託す。木の葉の為に!」


「茉奈……サンキューだってばよ!
……茉奈の力の事は俺と俺の信頼している仲間内に言うことにするってば!」


「うん…」


「シカマルには自分から言うってばよ!」





そう、笑顔で言うナルト。
大丈夫、シカマルなら………






「茉奈にこれを……」


「これって……」





ナルトが茉奈に渡したのは、木の葉マークの入った額あて。
それは、少し重くて……嬉しかった。


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あきゅろす。
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