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その者、家族A
「何?………ナルト」


「…っ」





そう言う茉奈の目は何も写してない。……何もかもに諦めたような目をしていた。





「聞いていいってば?」


「…」


「なー、なんで、急にそんな態度をとるようになったんだってば?」





沈黙は肯定の意味ととり、ナルトは茉奈に質問をした。
その答えは直ぐに返ってくる。





「別に……本当の私はこんなのよ?此を否定するなら私を否定してるのと同じ……」


「違うっ!!!」


「……?」


「俺も、俺も…ずっと一人ぼっちだった………茉奈もそうなんだろ?」


「な、何が分かるの!」


「…分かるんだってば、一緒だったから、目を見れば」


「目?」





コクンと頷くナルトの目はじっと茉奈を写していた。
憐れみも、同情でもない。本当に…分かる…の?





「俺ってば、体に化物を飼ってる…」


「!!?」


「そいつは九尾って言う化物だ…それで俺ってば、子どもん時は、ずっと一人だった…俺は皆に受け入れて欲しくて…それには、すっげー大変だったし、苦しかったけど…皆に認めてもらって……俺は火影になれた。」


「……ナルトは
強いんだ……孤独に勝ったんだね」




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