強くなりたい、シカマルの傍に居たい…… 物心ついた頃からずっと一人ぼっちだった茉奈。こんな気持ちは初めてだった。 手には豆が…足には切傷が… でも、そんなこと全然気にならない。 シカマルが褒めてくれるそれだけで、力が沸いてくる。 「チャクラ量、チャクラコントロールは上忍レベルじゃねーの?」 「ホントに!?」 息がしんどい 身体中の筋肉や骨が悲鳴をあげる …今日も、夜はぐっすりなんだろうな 自分に笑えてくる 生きるってこんなに大変で充実してて楽しかったんだ。 「シカマル!……シカ、マル?」 「あ、わりー。そろそろ帰るか」 「…うん」 シカマルのあの目 その目で私はその夜 夢を見た 深く、永い、 私の罪の -夢- を |