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ColorfulDays!



「うわー!ひろーい!」

「さすが跡部財閥経営のテーマパークっスねー!」



電車を乗り継いで目的地に到着した二人。

係員にチケットを切って貰い入場口を抜けたそこはまさに別世界で、目の前は色んな遊園地のアトラクションが勢ぞろいしていた。周りの来場者を見渡してみると夢の国にいるかのように笑顔に包まれている。このキラキラとした雰囲気に一気に胸を躍らせた。



「黄瀬さん!ジェットコースター行きましょ!」

「いきなりっスか!?」

「いいからいいから!」



そう言って腕を引っ張るりり子に「しょうがないっスねー」って言いながらも無邪気にはしゃぐりり子を見て口元が緩んだ。



「今日誘ってよかったっスね」

「え?なんか言いました?」



黄瀬の呟いた独り言に笑顔で振り返るりり子に「なんでもないっスよ」と、返してりり子に引っ張られながらジェットコースター乗り場に向かった。









「はー超楽しかったー!!特にあの回転コースター!すごかったですよね!?」

「そうっスねー!心臓何回か浮いたっス!てかりり子っちって絶叫系強いんスね。ちょっとびっくりっス」

「そうですかー?確かに普通の人に比べたら強い方かも知れないですね。あ、次はあれ乗りましょ!」

「オッケーっス!」


こんな調子で絶叫系のアトラクションを制覇していく二人。

だが、そんな後先考えなかった行動のせいで後々りり子は馬鹿を見ることになる。


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