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ColorfulDays!



――これ間違い電話じゃないよね!?なんで私なんかの所に黄瀬さんから電話がかかってくるの!?

戸惑いながらも通話ボタンを押す



「も、もしもし」

<久しぶりっスりり子っちー!元気してたっスかー?>

「は、はい。(テンション高っ)黄瀬さんも元気そうですね」

<元気っスよー!夜遅くにごめんね?>

「あ、いえ!大体この時間は起きてるので」

<それならよかったっス!で、いきなりなんスけどりり子っち明日暇?>

「明日…ですか?」


――明日は最終調整ってことで部活は午前中で終わりだけどその後自主練したいしなー。予定がある事を伝えようと口を開いた瞬間…


<実は新しく出来たテーマパークのチケットが手に入ったんスけど、りり子っちと一緒に行きたいなーと思って電話したんスよね!>


黄瀬のその一言はりり子の体中に衝撃を走らせた。


――テ、テーマパーク!?

学校の友達とずっと行きたいなーって言ってたあのテーマパークの事だ!世界最高峰のジェットコースターがあるって話題になってるんだよね。ただ、入場料が中学生の私には手が届かない値段だから(うちの親ケチだからそういう事に関してはお金くれないし)高校生になってバイトが出来るようになるまでは行くの諦めてたのにまさかこんな所でチャンスが巡ってくるなんて…っ!


「行くっ!行く!行きます!」

<マジっスか!いい返事がかえってきてよかったっス!じゃあ、明日9時半に○○駅の東口で待ち合わせで大丈夫スか?>

「あ…明日午前中は部活があるんですよ。その後からでも大丈夫ですか?」

<全然大丈夫っス!じゃあ13時半とかどうスか?>

「全然大丈夫っス!」

<オッケー!じゃあ明日13時半に○○駅東口で!それじゃあおやすみっス>

「おやすみなさーい!」


笑顔で電話を切ってベットに横たわる。


「自主練は明日の夜とあさって頑張ればいいか!青学は初日シード校だし大丈夫だよね」


全国大会前のプレッシャーはすっかり明日のテーマパークの楽しみに塗り替えられていた。明日の楽しみに心を躍らせながらりり子は部屋の電気を消し眠りに着いたのだった。




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