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ColorfulDays!


~東京駅にて~




「なんやて?金太郎がまだ着いてない?」

「そうなんや。お前氷帝にイトコおったやろ?念の為その人にも金ちゃん見掛けたら連絡するよう言っといてくれへん?」

「わかったわ。ちょうど東京着いたら連絡する言うてあったし金ちゃんの事も侑士に話しとくわ」

「頼んだで!」


そう言って白石は急ぎ足で駅のホームの階段を降りて行った。金太郎の事になると毎回こんな風に白石は必死になる。


てか東京着いた早々になんやねん。相変わらず世話の焼けるごんたくれやっちゅー話や。

でも…


「ようやく会えるんやなぁ、りり子ちゃんに」


待ちに待った東京上陸のこの日。りり子ちゃんの顔が脳裏に浮かび上がりにやける口元を押さえながらポケットに入ってる携帯電話を取り出した。


「もしもし侑士?俺や俺――…」







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あきゅろす。
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