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ColorfulDays!






【せいちゃん】のこと思い出せたのはいいんだけど、なんかモヤモヤする…



合宿の時に色々私を気にかけてくれてたのは私が幼馴染だったからなんだ


そう考えると少しショックだった



なんでだろ?あんなに気になっていた事だったのにいざ全部思い出したら今度は別のモヤモヤが出てきた…



でも幼馴染って関係性がなかったら赤司さんが私なんかに見向きもするハズないよね



そう思うと虚しくなった



なんでこんな残念な気持ちになってるんだろ



…まさか私、赤司さんの事…好き…?

なの?




新たな自分の気持ちに気付いたそんな帰り道だった。









―――――――………




「侑士ー?俺や俺」

【なんや、いまどきオレオレ詐欺かい。切るで】

「アホ!ちゃうわ。しょっぱなくだらんボケかますなや」

【お前がまぎらわしい事言うからやろ。で、何の用でかけてきたん?】

「あぁ、俺明日から東京行く事になったから」

【は?なんでや】

「全国大会近いやろ。その会場の視察と他校の強豪校の偵察も兼ねて早めにチケット取ったん」

【さよか。そういえばこの前りり子ちゃんに会ったで】

「え!?マジか?いつ?」

【二週間ぐらい前やったかな。近所にあるストリートテニス場で一緒に来た宍戸達と試合しとったわ。相変わらずキレイな足しとったなー…】

「お前、手出してないやろーな」

【手どころか一言も会話交わさんかったわ。なんや、相変わらずりり子ちゃんのこと好きなん?】

「当たり前やろ!全国大会もあるけどりり子ちゃんに会いに東京に行くようなもんやで」

【あの子はきっと競争率高いで。地域でも1、2を争うべっぴんさんやしうちの跡部も気にいっとるほどや】

「そんなの関係あらへん。去年のあの出来事以来俺はずっとりり子ちゃんの事が忘れられへんのや」

【まぁ、確率は低いやろうけどうまくいくことを祈のっとるわ】

「うっさいわ!まぁとりあえず明日東京着いたらまた連絡するわ、じゃ」



通話終了ボタンを押して電話を切る



「待っとってやりり子ちゃん。必ず俺のものにしたるで」



携帯の画面に映ってるりり子と自分のツーショット姿を見つめて明日の出発に心を躍らせるような笑みを浮かべた。




まだまだ波乱は続きそうな予感…?





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