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ColorfulDays!




い、いま弦ちゃんなんて言った?


赤司さんを知っている?



「赤司とは未だに互いに時間が空いた時は将棋を嗜む間柄だからな」





未だに…?



い ま だ に ?




この言葉がグルグルと思考回路を支配した


冷静になれりり子


まだ確信するには早い…


平常心を取り戻すように目眩がしそうな頭を抑えた


「ちょ、ちょっと待って弦ちゃん…赤司さんとはいつから知り合いなの…?」

「いつからって…幼少時代からだ。お前もよく一緒に遊んでいただろう。覚えていないのか?」





目の前が火花が散ったような錯覚に陥った


パズルのように散らばっていた記憶のかけらが弦ちゃんの言葉でやっと一致した




「弦ちゃん…やっぱりその子だったよ。曖昧だった私の疑念が今確信に変わったわ」

「なんだいきなり…」

「ちなみにその子って昔弦ちゃんとテニスで勝負して勝ったあの赤司君だよね?」

「む…そうだが。まぁ昔のことだ。今、試合をすれば当然俺が勝つだろう」




弦ちゃんの言葉を聞き流して思いに耽る


次から次へと芋づる式のように思い出が蘇ってきた


やっぱり…せいちゃんの正体は赤司さんだったんだ




「ごめん、弦ちゃん。私帰るわ」

「なっ!お、おい」



突然席を立つりり子に戸惑う真田。だが他のことで頭がいっぱいになっていたりり子に真田の声は届かずりり子はそのまま注文したレシートを持って去っていってしまった。










「おい!帰るみたいだぜ」

「副部長完全に置いてかれてますけど!?」


真田とりり子のやりとりを未だに見ていた立海テニス部員一同



「なんか水原の様子が変やのぅ…」


なにやら考え込む表情でりり子の後ろ姿を見つめる仁王



「そうっすねーなんか思いつめた顔してたっスもんね」

「真田のくせにりり子にあんな顔させるなんて気に入らないね」

「それにしてもなんの為に尾けたのかわからなかったなー」







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あきゅろす。
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