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ColorfulDays!



同じ店内に非常識な行動を起こしている部員達がいる事も知らずにりり子と真田は話しに夢中になっていた。



「で、聞きたいこととはなんだ?」

「う、うん。…あのさ、せいちゃんって覚えてる?」

「せいちゃん?」


りり子の問いかけに怪訝な表情を浮かべる


「小さい頃そう呼ばれていた子と一緒に遊んでいた記憶があるんだけどまったくどんな子か思い出せなくて…弦ちゃんその子のこと覚えてる?」

「その話しだけじゃまったくわからん。他に特徴とかないのか?」

「特徴かぁ…えっとー…とにかく勉強もスポーツもなんでも出来る子で…あ!私にテニスを勧めてくれた子でもある!」

「りり子にテニスを勧めた…?」



私の言葉に必死に考え込むしぐざを見せる弦ちゃん

どうしよう…

これで弦ちゃんまで思い出せなかったら真相は謎に包まれてく一方だよ


胸の中の希望の光が微かに黒く染まっていくのを感じて顔を俯かせた



「それにしても何故今さらそんな昔のことを気にかけている?」

「え?」


弦ちゃんの問いかけに顔を上げる



「今までその子の事は忘れていたのだろう?何故今になってその子にこだわり続けている?」

「…なんだろ、確認をしたかったからかな」

「確認?」


弦ちゃんの言葉に静かに頷く


「昨日まで合宿だったんだけどさ、その合宿所を同じ日に利用していた他校の人にその子らしき人がいたの」

「テニス部関係か?」

「ううん、違う。東京都の帝光中学校のバスケ部員の人」

「帝光?あぁ…バスケの強豪校で有名なあの学校か」

「そこの部長が赤司征十郎っていうんだけど」

「赤司?」

「そう。その人が「赤司なら俺も知っているぞ」

「へ!?」



突然の弦ちゃんの言葉に目を丸くさせる




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