[携帯モード] [URL送信]

ColorfulDays!



「あ、それ私も聞いたわ!」

あかりと乱闘していた手をピタリと止めて話題に食いついてくる美月先輩


「なんでもこの場所って昔は墓地に囲まれたお寺だったらしくて、それを取り壊して今のこの合宿所が建てられたって噂よ」

「そうそう!だから夜に一人で廊下なんて歩いてるとこの合宿所を彷徨う亡霊と鉢合わせしちゃったりするかも!」

「こわーい!!実際に見た人いるんですか?」

「いるらしいわよ…実際に菊丸と桃城がこの合宿所で見たって言ってたわよ?」

「うっそ、マジですかー?」




話題が一転してこの場は合宿所の怪談話しで持ちきりになった。

嫌だなーこういう話って周りに人がいる時に聞いてる分にはいいんだけど、後々一人になって思い出しちゃった時がやばいんだよね



そんな事を考えていたら斜め目前に座っていた黄瀬さんが面白いことを思いついたようにいきなり立ち上がった





「おもしろそうじゃないっスか!せっかくだしこれから肝試しでもしないスか!?」



「「えーっ!?」」




「いいわね!この際だからペアでも組んじゃってさー(もちろん私は黄瀬君と)」

黄瀬さんの提案に美月先輩はノリノリだ。まぁ美月先輩の魂胆は分かってるけど

「えー恐いよー。テツ君はどうする?」

「僕は構いませんが…」

「じゃ、じゃあテツ君が行くなら…大ちゃんももちろん行くわよね?」

「だりーな。お前らだけで行って来いよ」

「えー!!そんな事言わずにぃー!青峰さんっ☆」


青峰さんの腕を掴んで自分の胸に押し付けるあかり。
な、なんて事してるんだろうねこの子は…!

あかりの大胆行動に顔が赤くなる


「しょ、しょうがねーな」


あかりの行動がツボだったのか、若干表情が緩む青峰さん。





なんてちょろいんだ…この人は…





,

[*前へ][次へ#]

2/8ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!