ColorfulDays!
◇
合宿3日目。昨日の練習試合をきっかけにうちらに対して少し見る目を変えてくれたのか、ちょこちょこ絡んでくるようになった帝光バスケ部の皆さん。
んで、お互いの日中の練習も終えて只今夕食中の私達。
最初の頃は学校ごとにかたまってご飯を食べてたんだけど今は一緒の席で食べてたりする。(一部だけど)
ちなみに今一緒に食べてるメンバーはあかりと美月先輩と私と桃井さんと青峰さんと黄瀬さんと黒子さんだ。
他のメンバーはミーティングをしているらしい。
「りり子ちゃん小柄なのに結構食べるんだねー」
おかわりから帰ってきて席についた瞬間桃井さんに話しかけられる。
「そうなんですよー!食べても食べても足りなくって!」
「太るわよー」
「うっ!」
美月先輩の言葉が胸に突き刺さる
「てか、皆さんってオフの日は普段何してるんですかー?」
あかりが帝光メンバーに問いかける
「オフはー、大体デートかモデルの仕事が入ってたりって感じスかねー」
「「え!?彼女いるの!?」」
黄瀬さんのデートっていうワードに反応し前屈みになって黄瀬さんに食いつくあかりと美月先輩。
「い、いや、そういうんじゃないっスよ。誘われたら(可愛ければ)行くって感じで…てか近いっス2人とも…」
2人の気迫に黄瀬さんはタジタジしている
「えーじゃあ私ともデートしてよ!」
「あーずるいです美月先輩!!」
「桃井さん達は普段何してるんですか?」
黄瀬さん争奪戦になってる隣はシカトして目の前に座ってる3人に問いかける
「オフは大体こいつの予定につき合わされてる」
青峰さんの指したこいつとは桃井さんの事だ。
ていうか…
「2人は付き合ってるんですか?」
「「ぶっ!!」」
純粋に気になったから尋ねてみたら桃井さんと青峰さんが一斉に飲んでいたお茶を噴出した
「違う違う!私達は幼馴染なの!!」
「誰がこんなブスと付き合うかよ」
「なによ!大ちゃんなんてガングロじゃない!」
息の合った夫婦漫才みたいな言い合いが始まる。
うーん、お似合いの2人だと思うんだけどなぁー
目の前で繰り広げられている2人の痴話喧嘩を目の前にしながらそう思った。
「本当違うのよりり子ちゃん!だって私が好きなのはテツ君だもの!!」
そう言って黙々とご飯を食べていた黒子さんに抱きつく桃井さん
「えっ!?ええええ!?そうだったんですか!?(桃井さん大胆…っ!)」
「そうなの!だから私の彼氏はテツ君なのよ!」
「桃井さん苦しいです」
桃井さんに抱きつかれてる黒子さんは表情にはあまり出ていないが苦しそうだった。
「なんかすごいですね!」
桃井さんの大胆な行動に少し胸がドキドキした
「ていうか、話しすっごい変わるんだけどね…この合宿所出るらしいよ!」
「「え?」」
ご飯を食べていた箸の動きが止まった
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