ColorfulDays!
◇
「はぁーっ!初っ端からイメージダウンされちゃったぁ」
「自業自得でしょー?これからは気をつけてよねー」
「はぁーい」
赤髪さんからの叱りを受けてからの私達は合宿到着時のテンションの上がりようが嘘のように下がりおもっ苦しい空気の中合宿初日の練習が始まった。
桜花先輩はいつもに増してピリピリしている。
「でもでもぉ!やっぱり生のキセキはみんなかっこよかったよねー!赤司さんのあの威圧感にはいい意味でゾクゾクしちゃったしぃ手塚先輩とはまた違った良さがあるっていうかぁー」
そう言って目を輝かせながら語るあかりに心底げんなりした
あかり…あんたまったく懲りてないね
さっきまでしょんぼりしてたあの表情はどこにいったのさ!
付き合ってられないと思い横でマシンガントークを繰り広げているあかりを無視してコートに入ったら美月先輩が私の横を通り抜けた
「あーかーりー!!生の黄瀬君ヤバイかっこよかったよねー!?」
「美月先輩も思いましたぁ!?身長高いし顔ちいさーい!」
後ろから美月先輩とあかりがはしゃいでる声が聞こえてくるけど無視!!
今さっき怒られたばかりなのに、どういう神経してるんだか…
「あんたたちいい加減にしなさないよね!!てか、元はあんたたちが原因なのになんで私まで怒られなきゃいけないのよ!!」
あー…ついに桜花先輩がキレた
「だってー暗い気持ち引き摺ったまま練習してても仕方ないじゃん?」
「何が練習よ。あんた今風早とくっちゃべってたじゃない!!」
「やだやだ、そんなに怒らないでよ!そんなに眉間に皺ばっか寄せてると老化がすすむわよ」
「なんですってーーーー!?」
また始まったよ。桜花先輩と美月先輩のバトルが。
めんどくさいけどこれ以上長引いたら間違いなくこの合宿に支障がでる。
止めに入るか
「まぁまぁ、二人とも落ち着いてくださいって!」
あの二人の間に割って入るのは勇気がいることだけど神子先輩だけに負担をかけるわけにはいかない。
こういう場面は率先して私がフォローに入らなきゃ
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