[携帯モード] [URL送信]

ColorfulDays!



「な、なにこれ…」


目の前には破壊された自動販売機と複数の空き缶が散らばっているテニスコートの無残な光景が…

私を含め宍戸さん達も絶句している。



「コレはあかんわ…」


「一体何があったんだい?」


不二先輩達も試合が終わったのか隣のコートから駆けつけてきた。


「越前がわりーんだよ!コイツの打球が自動販売機に直撃してそのままぶっ壊れたんだ」


「「え!?」」


向日の衝撃発言に一斉にリョーマの方に視線がいく


「…ま、まだまだだね」


帽子を深く被り顔を隠すリョーマ君


一方対戦相手だった日吉は呆然と立ち尽くしていた。
まぁ自動販売機を破壊する程の打球を目の前にしたんじゃあーなってもしょうがないわ


「と、とにかく人が来る前に後始末を「コラッ!!なんの騒ぎだ!!!」」



後片付けをしようと、コートに散らばった空き缶に手を伸ばした瞬間このストリートテニスの管理人らしき人が背後からあらわれた


「ヤバッ!!逃げるぞ!!」


「はっ!?」


向日さんの言葉を合図にみんな一目散に逃げ出した

完全に逃げるタイミングを失った私は空き缶に手を伸ばしたまま立ち尽くしていた


「ちょ!嘘でしょ!?」


気がついたら私以外のさっきまでのメンバーの姿はなくこのストリートテニス場は私と管理人さんの二人きりとなった


「…で、これはどういうことかね?」


その場に残された私はギロッと血走った目で管理人に睨まれる。



「もーーーーー!!なんで私がこんな目にーーー!?」



私の雄叫びは誰にも届くことはなかった


帰宅してから聞いた話だけど、おは朝占いで今日の私の運勢は最下位だったらしい


やっぱりあの占い当たるわ






,




[*前へ]

6/6ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!