ColorfulDays!
◇
「りり子。相手は全国区のダブルスコンビだ。油断すんじゃねーぞ」
「誰に言ってんのさ?んなもんわかってるっつーの!」
「じゃ、行くぜ!!」
その言葉を合図に弾丸サーブを打つ桃城
「長太郎!」
「はい、宍戸さん!」
桃の弾丸サーブを打ち返す鳳君
宍戸さんのライジング、鳳君のスカッドサーブに注意するのは勿論なんだけどそれ以上に怖いのが二人のコンビネーション。
このダブルスに勝てるコンビってないに等しいくらい理想的なコンビ。
球を打ち返しながら分析を始める。
どうやったら勝てるかな…
「桃!」
「任せろー!」
チャンスボールでロブが打ちあがる。
上空に上がってる球に向かって思いっきりジャンプする桃
「くる!ダンクスマッシュだ!!」
「はい、宍戸さん!」
相手コートに思いっきり放たれた打球を難なく返す宍戸
「40-30だ!」
やばい…完全に主導権握られてる気がする…
「どんな球だろうが俺が攻めに変えてやるぜ。どうした?お前もレールガン打って来いよ」
そう言って挑発的な表情を向けてくる宍戸さん。
ふーんだ。必殺技をそう簡単にポンポン出してたまるもんかっつーの!そういうのはギリギリまで出し惜しみするもんよ。でも、このままじゃマジでヤバイ。シングルスのプレイスタイルに切り替えるか?いやーでもこれはダブルスだしダブルス戦法として私は勝ちたい。
「りり子ー?どうしたー?」
「っと!ごめんごめん!」
桃城の呼びかけに我に返る
「おいおーい!しっかりしてくれよ?頼むぜ、青学のエース」
ポンと桃城に肩を叩かれる。それと同時に青学のエースって言葉が肩にのしかかった気がした
青学のエースか…。確かに勝ち方に拘って結果的に試合に負けたんじゃ常勝の名が汚れるもんね
「よし!!」
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