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ColorfulDays!



「遅かったわね。今月に入って何回目の遅刻?」


「えっと…すんません…」



全速力で走ったにも関わらず10分の遅刻。結局朝練には間に合わなくて、部室に忍び足で入った瞬間背後から仁王立ちして威圧感漂わせる副部長の桜花先輩に見
つかって只今お説教中。



「こんなのが女子テニス界ナンバー1なんて…。信じられないわ。何回言っても遅刻癖が治らないなら…そうね。毎朝私が直々にあんたの家までお迎えに行こうかしら」


「げっ!?それは勘弁!!反省してますー!もう二度と遅刻はしませんー!どうかお許しを!!」



ハハーとどこかの殿に頭を下げるように土下座をする。



「その台詞は聞き飽きたわ。」




うぅ…怒りがおさまる気配がまるでない…

土下座をしながら大量に滝汗が出てきた。

そんなピンチの中部室の扉が開いた





「あれ?りり子来てたのか。って土下座!?何事だ?」

「神子部長ー!!おはようございますー!!」

「あぁ、おはよう…で、これは何が起きてるんだ?」




扉を開けたのは女子テニス部部長の椿神子部長だった。
部室に入った瞬間私と桜花先輩を交互に見る




「この出来損ないの後輩に説教してたのよ。神子からもなんか言ってやってよ!」

「そ、そうだったのか。えーっとりり子?いい加減遅刻癖を直さなきゃ駄目だぞ」

「はいー。本当気をつけます!私明日から本当に生まれ変わりますー!本当にすみませんでした」




涙目で神子先輩に謝る。




「ほら、桜花。こんなに謝っているんだからもう許してやれ」

「あんたは甘すぎんのよ!!そうやっていつも部員に甘やかすからこういうバカが絶えないんじゃない!!」

「い…いや、でも謝ってるしもう遅刻はしないって言ってるんだから…なっ?」



神子の甘い言葉に苛々を募らせ頭ごなしに怒鳴る桜花。そんな桜花の迫力に神子はたじたじしている。



「そんなだからあんたは舐められんのよ!!テニスの実力だけあればいいってもんじゃないの!!」

「そ、そうだな…とりあえず落ち着け桜花」



私に説教をしていた桜花先輩はどうやら神子先輩に矛先を変えたみたいだ。
ホッとしたと同時に神子先輩に申し訳ないと思いつつ素早く着替えてラケットを持って二人に見つからないように部室を出た




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あきゅろす。
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