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華城学園高等部
7



「あれ、仕事は?」

飯を食べ終えてから、ソファのところに戻ってみると机の上に置いてあった資料は跡形も無く消えていた。


「お前が食べてる間に終わった。おせぇから」

「遅くねぇだろ」

けっこう早く食べたんだから。




「ちょっとこっち来て」

狂矢がソファに座りながら俺に向かって腕を伸ばしてる
何だろうと思って俺は近づいた

「ん」

その伸ばしてる手に自分の手を乗せた



グイッ


「わ、」

俺は狂矢の手に自分の手を乗せた瞬間に引っ張られた。
そして今俺は狂矢に倒れ込んだ

それが狙いだったんだと思うけど




はっきり言えば、俺が狂矢を押し倒してる形になってる。


「お前がシャワー浴びる前にちょっかい出してくっから、面倒なことになってんだよ」

・・・


そういえばしたな。

でもあれは狂矢が可愛すぎるからであって、俺のせいではない
自分の可愛さを恨め、狂矢。




「でも結構狂矢もノってたけどなあ・・」

「あ、あれは・・そういう空気だったからだろ。仕方ない」

へぇ、


「狂矢って何でも仕方ない、って片付けるよな。・・・俺のことも仕方ないって思ってる?」

「はっ?!」


「ツンデレなのは大歓迎だけど、ほんとに俺のこと想ってんのか疑う。」

俺は間髪なく喋る
狂矢の目はだんだん潤んできて、泣きそうになってるのがわかる。


自分でも言いすぎかなと思うけどこれくらいしないと確かめられない





「・・・バカ、お前のこと仕方ないなんて思ってるわけがない。むしろ考えまくってる、めちゃくちゃ想ってるし」


・・待ってた言葉。
ほんと自分から言えないやつだなあ・・・

.





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