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華城学園高等部
部屋

「あ、そうだった。翔吾」

狂矢に話し掛けられて俺は抱きしめていた腕を緩め、狂矢の顔を見た


「ん?」

「ちょっと仕事について話さなきゃいけねぇから、部屋行くぜ」

「仕事って・・・」


「そ、総師と皇紀のこと。それとそれについて話さねぇとな。

ついさっき知ったことだしな


「ん、わかった」

俺がそう言うと、狂矢と俺は部屋に向かった。




――――――――――――
―――――――

――――


部屋に戻った俺は総会について聞いた
仕事についても権力が上であることも。


「なあ、翔吾」

「ん?」

ソファの上で横に座っていた狂矢が俺のほうに視線を向けた


「一生俺から離れるんじゃねーぞ」


・・・そういや、狂矢ってそんなことばっか言ってるよな

「俺って信用されてない?」

「は?」

「だってさ、狂矢いつも同じようなこと聞いてくるし」

そう言うと笑われた。



「ばーか、俺は心配してんの。翔吾ってモテるからさ、他のやつに取られたら嫌じゃん。少しそこらへん鈍いし」

「何だそれ」

俺は狂矢の言ってることが可愛くて、多分顔は笑ってるだろ


「とりあえず翔吾は俺以外見んな!」

狂矢は横にいる俺に思いっきり抱きついてきた
少し反動で仰け反ってしまったが。

「はいはい」

そう言って宥める俺は・・・、母さんみたいだ。

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