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華城学園高等部
5


「んも〜〜!可愛いんだから〜」

「いっ・・痛いって、直哉!!」

直哉は葛木を抱きしめていた

しかも思い切り抱きついているようで葛木がかなり苦しそうだ



「もうすぐ入学式始まっちゃうじゃんっ・・」

葛木は直哉の胸の中で告げた


「あ、そうだな!」

その瞬間直哉はパッと離した。

「てかおまえら座れよ!!立ってんの俺らだけだぜ?」


確かに周りには立っているやつはいない。

俺らはかなり目立ってるだろう


・・・・てかお前が座らせねぇんじゃねぇの?




「そうだな」

西條と葛木はそんなことを言いながら席に座った

席に俺らの周辺しか空いてなかったから強制的に場所が決まる。





「龍崎〜!」

「んぁ?」

・・・ちょっと寝てた。

3人組の話とか聞いてたらめんどくさくなって、正面向いて瞼落としたら・・・な。



「お前寝んなよ。もうすぐ式始まんだから」

「・・・なんで?」

意外にチャラそうなのになんでこんなにテンション上がって俺が説教されてるわけ。




「あー、こいつなんか変なとこで興奮すんの。・・気にしないであげてくれ」

俺の後ろの席に座っていた西條が言った



「なんか入学式っていいよなー!毎年なんて無いんだぜ?!しかも俺らが主役!」

単なる行事っていうか、簡単なもんなのに・・・



そんなことを思っていると入学式が始まったみたいで、直哉はなんかワクワクしながら席にきっちり座った。


 
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あきゅろす。
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