華城学園高等部
4
「ま、いっか」
いいのか。
「てかさ、龍崎ってかっこいいよな」
「何、いきなり」
こんな唐突に言われたのは今まで無い・・・ような気もしないでもないが
「いきなりじゃねぇよ、見た瞬間思ったし。だから話し掛けたんじゃん」
「・・・ふーん」
適当に返事を返したが、直哉はそんなに気にすることもなかった
「直哉!何、今日早ぇじゃん」
声がするところに振り向くと誰か知らないが2人がいた
「すげぇだろ!!って言ってももう式始まんぜ?」
そう言って直哉はハハっと笑った
「まじか、俺らが遅かったのかよ。・・・て、そちらさんは?」
1人の男は俺に視線を向けた
「おう、さっきダチんなった龍崎!お前らも仲良くしろよな〜」
そう言って俺の背中をバシバシ叩く
痛ぇよばか。
「ほら、痛がってんぞ。で、龍崎?でいいんだよな。俺西條 雅貴(サイジョウ マサキ)。こっちのやつが葛木 瑠華(カツラギ ルカ)ね」
西條ってやつが言うといたときは見えなかった葛木ってやつがいた
・・・ほんとに男かこいつ。
パーツがほとんど女じゃねぇか
ま、狂矢以外興味ないから全然大丈夫だけど。
「よろしくね」
「ああ」
喋り方も女っぽいなと思った。
すると突然。
「瑠華!!」
横に座っていたはずの直哉がいきなり立ち上がった
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