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華城学園高等部
2


適当に歩いてたらほんとに着いた。


「あれ、龍崎じゃん」

声をかけられた方向に向くとそこには葵先輩がいた



「あ、どうも」

葵先輩は俺をじっと見て


「そっか、龍崎新入生だもんな」

と思い出したように言った


「・・・まぁ」




ギュ


「は?」


「やっぱお前いい匂いだー!!」

いきなり抱きついてきたかと思えば、何を叫ぶ。



ボカッ

「いでっ」

その瞬間に葵先輩は呻き声と共に俺から離れた





「ごめんなー、こいつほんとバカだから」

多分葵先輩を殴っただろう、元井先輩がいた




「ちょっ・・、先輩!!マジ痛かったんスけど」

「うるさいわお前。・・・龍崎とお前が一緒にいたから見てみたら何、抱きついてんだ?ったく・・・、周りの視線を見ろよバカ!!」



元井先輩の言われた通り、周りを見渡してみると全員の視線は俺らの方を向いていた



「マジ!?俺ってば人気もの〜♪」

そう言って葵先輩ははしゃいでいる



「違うだろ!!」

元井先輩はため息をつきながら俺のほうを向いた

 
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