華城学園高等部
3
「とりあえず、こいつ俺と同じ部屋だから」
山下があたふたしてるときに狂矢が俺を親指で指差して言った
「は?」
山下は固まった。
「あんたが初めて作ったと思ったんだけどな・・・こいつ?」
「そ、こいつ」
狂矢は俺に後ろから抱き付いた
可愛いことしてんじゃん・・・
「でもさっきさっ・・さ佐竹が入寮届け出しに来たぜ・・」
・・・・この人はさっき狂矢が言った通り、佐竹さんがよほど苦手らしい。
名前を言うだけできょどってるし、嫌な汗かいてる
「んあ?それ無し無し」
「・・・勝手に決めていいのかよ。しかも俺が寮管だし」
「たりめーだろ、俺を何様だと思ってんだよ」
狂矢はさりげなく笑った。
「はいはい、そうでしたね。香上様ー」
山下は軽く受け流している(のか?
「てか、紹介してくんないの?」
山下の目線は俺を捕らえている
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!