華城学園高等部
2
「すません。今度編入することになった龍崎ですけど」
俺は目の前にあるインターホンに向かって話し掛けた
『・・・・龍崎様ですか、お待ちしておりました。只今向かいますのでしばらくお待ちください』
インターホンの相手の人はやわらかい口調で待っているように言った。
それにしたがって俺は門の前で待っていることになった
待つこと5分。門の横にあった扉からさっきインターホンに出てきたらしき人が出てきた。
人はそこから出てくるわけね・・・・
「お待たせしました。私は理事長秘書を勤めます、佐竹 類(サタケ ルイ)と申します。以後お見知りおきを」
そう言って佐竹という男はニコっと微笑んだ
・・・絶対俺じゃなかったら惚れてんだろーな
「よろしくお願いします。で、俺はどうすればいいんですか?」
そう言うと佐竹さん(一応年上なので"さん"付け)再び門の横の扉に手をかけた
「まずは入寮届を書いていただきたいのですが、今日は寮の管理者が出かけておりますので、私が勤めさせていただきます」
佐竹さんは俺にどうぞ、と言うと門の中に入った。
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