[携帯モード] [URL送信]

先生≠彼【完】
♯5


初めてセックスの何たるかを知った時は、そりゃもう衝撃だった。

大好きな人の前で、どうしてこんな恥ずかしいカッコになって、恥ずかしいポーズでしなきゃいけないのかと。

だったら、あたしは一生しなくていい、と密かに小学生の時に誓ったのに。
どうしてあたしは、その誓いをやぶっちゃったのだろう。


今、あたしは全裸で両脚を立てた状態で、大好きな人の前に寝かされてる。もうこんな無防備で屈辱的なカッコ、他にない。

けいちゃんはあたしの両足の間に座り込んで、あたしの中にずぶっと指を差し入れた。びちゃと卑猥な水音が響く。


「あ…ん」
「ぬるぬるだよ、千帆。こないだより濡れてる」
「やだやだ、言わないで」
「気持ちいい? 正直に言ってごらん?」

証拠だと言わんばかりに、けいちゃんはあたしの中を人差し指でかき混ぜる。また、びちゃと水音が跳ねた。


「…気持ち、いい…っ」
「じゃ、これは?」

ぬぷ、とけいちゃんの指が一層奥を穿った。痛くはないけど、気持ちよくもない。狭い狭い穴をこじ開けてるような感触だった。


「平気そうだね。こないだ、痛い、って言ってたのに」

襞をかき分けるように、けいちゃんは指を奥に奥に進ませる。けいちゃんの指の根元まで突っ込むと、今度はゆっくり抜き差しを始める。けいちゃんの指が一往復する毎に、狭い穴は拡張されて、少しずつ気持ちよくなって行く。同時に、あたしの胸をもう一方に手で弄って、耳や首筋にキスする。


「あ…んっ」

3箇所いっぺんに責められたことなんてないから、あたしは身を捩ってけいちゃんの与える快楽から逃げようとした。


「や…やだ、けいちゃん。おかしくなっちゃう」
「いいよ、なって。千帆が乱れるとこ、俺は見たいの」

両脚であたしの身体を囲むようにして、逃さなくすると、けいちゃんは指のピストン運動を早めた。

もっと、して欲しい。そう言ってるみたいに、あたしの腰が自然に動く。


「あ…けいちゃん…や、やめて…」
「やめないよ」

いつの間にかけいちゃんの唇は胸元まで降りてきてた。右のおっぱいを揉んだり摘んだりしながら、もう一方のおっぱいを口に入れて舐る。けいちゃんが指を挿しこんだ、あたしのあそこからは、けいちゃんの手首まで蜜が滴ってた。


「もうダメダメ。けいちゃん、あたし、イッちゃう…あーーっ」

深夜のビジネスホテルの一室はあたしの嬌声で溢れ返った。…二度と来ない場所で良かった。




[*前へ][次へ#]

5/11ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!