先生≠彼【完】
#7
けいちゃん…? いつもキスしてそれで終わるのに。
けいちゃんの右手が、あたしの胸を包み込む。キスを続けたまま、けいちゃんはゆっくりとあたしの胸を揉み始めた。
「んん…っ、けいちゃん…っ」
一度離れた唇から、あたしは彼の名を呼ぶ。けいちゃん、怖い。
でも、その言葉を最後まで言えないまま、また唇を塞がれた。さっきよりもけいちゃんが胸に加える刺激は強くなった。
気持ちいい…。
あたしの中が、何かを求めて急にざわざわと疼き出す。こんな感覚初めてで、どうすればいいかわからない。
「千帆、感じる?」
けいちゃんに優しく聞かれても、よくわからない。ただ、あたしの胸の中央は糸で引っ張ったみたいに、ピンと尖り始めてる。
「けい、ちゃん…や、やだ…怖い」
「怖くないよ。最後までしないから、痛かったら、言って」
そう言ってけいちゃんは、あたしのキャミの裾をたくし上げる。
更にブラも上にずりあげられて、柔らかな布地に隠されてたあたしの胸が、外気とけいちゃんに晒されて、ぷるんと震える。Bカップのあたしの胸をけいちゃんは舌で舐める。。
「あ…っん」
服の上から掌で触れられるのとは全く違う刺激に、声が出てしまう。それも、自分でも聞いたことないくらい、甘ったるい声。
「けいちゃん…っ。あたし、変」
「変じゃないって、千帆。かわいすぎてやめてあげられない、ごめんね」
謝りながら、けいちゃんはまたあたしの胸に唇を這わせた。今度はちゅうっと吸い上げられた。真下に目を落とすと、けいちゃんがくちづけた辺りが、薄赤く色づいてる。これが、キスマーク?
丁度その時、キッチンタイマーがピピピと4分経過したことを知らせる。助かった、って思った。でも、けいちゃんは、あたしから手を離してくれない。
「け、けいちゃん。コーヒー出来たよ」
「ん、いいよ、あとで」
「良くないよお」
絶対良くない。でも、力が入らない。あたしはシンク下の棚に背中を預けるようにして、ずるずるしゃがみこもうとする。
「だめ、千帆、逃げないで」
なのに、けいちゃんの腕に邪魔された。あたしの腕を掴んで、またあたしを立たせると、けいちゃんはあたしの足元に膝立ちになる。
ちょうど、けいちゃんの目の前が、あたしの足の付根の辺り。あたしのスカートの中にけいちゃんは手を入れてきた。下着の中央をけいちゃんの指がつつ…と伝っていった。
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