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反逆アリス


本日の夕飯は中華です。
いや、なんでだ?

戦国時代に中華なんてなかったよな、という意味を込めて今日の料理当番の佐助君を見る。

「さっき、たまたまてれび付けたら、これの作り方をやってたんだよねー。だから何となく。」

何となくで作れるものですか。

「昼下がりの有閑マダムみたいな理由だね。」
「なんかよくわかんないけど凄く失礼な事言われた気がする!」

佐助君が騒いでるのをスルーして席に着く彩柊。
・・・平和だな。

「俺、中華好きだよ。凄いね奥さん。」
「奥さん!?」

マダム=お金持ちな奥様だよね。
え、違う?

「あれ、なんかゲシュタルト崩壊してきた・・・。」
「馬鹿な事言ってないで!冷めないうちに食べちゃってよ。」

「いただきまーす。」



味の感想?・・・完璧です!
いつでもお嫁に行けるよ佐助君。
けど何処の馬の骨とも分からない奴に娘はやらん、というか。

「・・・御影ちゃん。」
「ごめん、ちょっと父親の気分になってた。」


その後は政宗君にあーんしたり、して貰ったりした。
ていうかせがまれた。

本当、若い子は積極的でおじさんは参っちゃうよ。

いや、俺もまだ25だけどさ、やっぱり十代には敵わないね。

「Hey,darling!please Open the lip.」


・・・・・・可愛いから良いか。

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