反逆アリス 2 本日の夕飯は中華です。 いや、なんでだ? 戦国時代に中華なんてなかったよな、という意味を込めて今日の料理当番の佐助君を見る。 「さっき、たまたまてれび付けたら、これの作り方をやってたんだよねー。だから何となく。」 何となくで作れるものですか。 「昼下がりの有閑マダムみたいな理由だね。」 「なんかよくわかんないけど凄く失礼な事言われた気がする!」 佐助君が騒いでるのをスルーして席に着く彩柊。 ・・・平和だな。 「俺、中華好きだよ。凄いね奥さん。」 「奥さん!?」 マダム=お金持ちな奥様だよね。 え、違う? 「あれ、なんかゲシュタルト崩壊してきた・・・。」 「馬鹿な事言ってないで!冷めないうちに食べちゃってよ。」 「いただきまーす。」 味の感想?・・・完璧です! いつでもお嫁に行けるよ佐助君。 けど何処の馬の骨とも分からない奴に娘はやらん、というか。 「・・・御影ちゃん。」 「ごめん、ちょっと父親の気分になってた。」 その後は政宗君にあーんしたり、して貰ったりした。 ていうかせがまれた。 本当、若い子は積極的でおじさんは参っちゃうよ。 いや、俺もまだ25だけどさ、やっぱり十代には敵わないね。 「Hey,darling!please Open the lip.」 ・・・・・・可愛いから良いか。 [*Back][Next#] |