反逆アリス
2
「彩柊。」
「あ、なりー?」
「阿呆共が視界に煩いのだが、消して良いか?」
「駄目だし。慶次風に言うと恋は盲目だから我慢してやって。」
視界だけじゃなくて物理的に煩い奴もいるけどね。
幸村とか政宗とか幸村とか幸村とか幸村とか。
「っていうか、揃いも揃って兄貴なんかに惚れるものかね。」
「あの痴れ者は見目だけは整っているようだからな。」
なりーにそう言われるってどんだけイケメン設定だよ。
設定とか言っちゃ駄目?
今更だろ、ものすごく。
「あー、それにしても煩いよな。甘味でも食べに行こうか。」
「てれびで見たすいーつ等というものを食してみたい。」
「じゃあ不●家行こうか。風魔も行くー?」
恐らく天井裏に隠れてるだろう風魔に問い掛けると、すぐに真横に降りて来た。
こちらもあの煩さに参っていたらしい。
「ぐったりしてるね、気配が。」
「・・・・・・。」
「うん、じゃあ行こうか。」
いざ平穏を求めてー、みたいな?
いや、ちょっと今のはキャラじゃなかった。忘れて。
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